〜 トイフェルドルフ物語〜 a tale of Teufeldorf

a tale of Teufeldorf


設定
09/10/25更新。

舞台 トイフェルドルフ王国とその領海。
写真がまだ無い時代。
親同士が決めた結婚がまだ当たり前な、そんな時代。

トイフェルドルフ王国
(the kingdom of Teufeldorf)
西洋と東洋の文化が交わる王国。
四方を海に囲まれている中規模の島国で、王と貴族が領民を治める。
宝石産業と貿易業で潤っている。主に港町が栄え、内陸は緑豊か。
防衛の為、領海内の本島を取り囲むように散らばる小島の多くは要塞として機能している。
基本的にはアルファベット文字を使う国だが、東洋系も多いので名に漢字を使うことも少なくはない。
(便宜上の設定;)


ローレライ号
(Lorelei)
奪還屋グループ、シリウスの母船。長い金髪の美しい妖女、ローレライの歌声に魅せられた舟人は船もろともに沈むという伝説がある。
このローレライ号を見た海賊船は確実に沈められると恐れられている。母体は黒塗りの巨船。船首の歌姫が目印。


メイン 士度
(Shido)
海賊から奪われたものを依頼を受けて奪い返す−奪還屋−グループ “シリウス” のお頭(かしら)
動物と話す能力と動物を自在に操る能力がある。通称 “ビーストマスター”。仲間たちからは絶対的な信頼と忠誠を得、
その腕前と時折垣間見せる非情な性格から海賊たちの間では恐れられている。額に巻いているバンダナがトレードマーク。

男女関係に関してはさまざまな女性の影が見え隠れする。
マドカ・トーンフェーダー
(Madoka Tonfeder)
王国領海内にある要塞を管轄するトーンフェーダー提督(爵位は伯爵)の一人娘。バイオリンは趣味だが王の耳に入るくらいの名手。
母を早くに亡くし、父子家庭で何不自由なく育ったお嬢様。まだ見ぬ婚約者、ヴィンターバウム公爵との結婚に思いを馳せていたが・・・。



シリウス
のメンバー

 
笑師
(Emishi)
シリウスの突撃隊、隊長。昔命を救ってくれた士度を敬愛し、その確かな腕で彼を支える。
ヘヴン
(Heaven)
シリウスの船医。士度の昔馴染みで未亡人。士度の良き友人であり、相談相手。
波児
(Paul)
シリウスの航海長。シリウス号の何でも屋であり賢者。士度より年長だが昔からの良き理解者。
レーヴェ
(Löwe)
シリウスの砲弾長。筋骨隆々の猛者。オールドタッチの立派な髭が自慢。士度より一回り年上。
アマデウス
(Amadeus)
士度にいつも付き従うオスの黒豹。何故か光物が好き。
ブラウ
(Blau)
透き通るような白い肌、長い銀髪、その名の通りサファイアのように濃く透き通った碧眼持つ身長195cmの美丈夫。
ロートの双子の兄で普段の口調は穏やかで人当たりが柔らかいが、内には容赦の無い性格も秘めている。
士度に幼少のころから仕えている忠臣。士度を敬愛。
ロート
(Rot)
ブラウの双子の弟。外見はブラウとほぼ同じ。ただその眼はその名の通りルビーのような紅眼。
普段は寡黙でやや無愛想。ブラウよりも性格は攻撃的。士度に幼少のころから仕えている忠臣。士度を激愛。
その他の船員 各々、戦闘能力・チームワーク共に抜群の個性派集団。
ハキム
(Hakim)
インド系の遊撃隊隊員。輪状の刃飛武器、チャクラムの使い手。元々は良家の末っ子らしいが・・・・。
柔和な面立ち、のんびりとした性格の中にも侮れない側面がある。范とよく一緒に行動している。

(Hann)
中国系の遊撃隊隊員。様々な暗器(隠し武器)を扱うのが得意。子供の頃から裏社会で働いていたスリであったが、
一度仕事に失敗して半死半生の目にあっていたところを士度に拾われる。左目に黒い眼帯をしている隻眼。
ファルケ
(Falke)
欧系の砲撃隊隊員。大砲も扱うが、銃撃も得意。砲撃隊のもう一人の要。レーヴェにスカウトされてシリウスに入る。
社交的で人好きのする性格。ギャンブルで士度に一度も勝てたことがないのが悔しい。
 ランツェ
(Lanze)
北欧系の尖兵隊隊員。軽い身のこなしと良眼を生かしてローレライ号における警戒、場合によっては偵察の任にもあたる。本来は槍兵で陸戦では騎兵が得意。
首筋で細く結わえた灰髪が特徴。生真面目な性格ではあるが、頭が固いわけではない。



貴族  コウ・T・v・ノンネラントシュピッツェ
(Kou ・T・v・Nonnelandspitze)
トイフェルドルフ王国国王。貴族・平民双方から慕われている良き指導者。
一見優男だが、怒らせると誰よりも怖い。ヴィンターバウム公爵とは無二の親友。

王妃とは相思相愛の仲。髪は肩先までまっすぐに伸びた亜麻色。
ヴォルフガング・S・v・ヴィンターバウム
(Wolfgang・S・v・Winterbaum)
マドカのまだ見ぬ婚約者。女性に興味がなさそうな彼を心配した国王が例外的に(半ば強引に)
彼の仲人役を買って出た。仕事の旅先でいきなり自分が婚約したことを告げられ、戻るに戻れない状況の中、
手紙でマドカと交流を深めている。
ゼーマン・トーンフェーダー
(Seemann Tonfeder)
マドカの父親。国王を敬愛している。腕は確かな提督で、拠点としていた島の島民からの信頼も厚かった。
娘を連れて王都に詣でた際、娘が国王の目に留まり、さらにバイオリンの名声も伴って生じた良縁に喜んでいたのだが・・・。
ルネ・A・v・T・ノンネラントシュピッツェ
(Lune・A・v・Nonnelandspitze) 
トイフェルドルフ 王国王妃。髪は誰もが羨むような豊かなブロンド。
容姿端麗且つ剣技の腕は軍の少尉を負かす程。国王とは相思相愛の仲。
その才知故に貴族の女性にしては性格が少々きつめ。


シリウス
訪問者     
薫流
(Kaoru)
士度の異母妹。士度に対して妹以上の感情を抱いている。癒しの力を持つ家系だが、
その能力を使ったときの代償は大きい。時折、船でシリウスに遊びに来る。
亜紋
(Amon)
士度の幼馴染。死を招く体質と恐れられている一族の末裔。
何故か自分の影響を受けず、かつ他人と差別しない士度を慕う。笑師とは漫才仲間。
時折フラリと晩酌をしに訪れる。
劉邦
(Ryuhou)
士度の幼馴染。士度とは切磋琢磨し合う仲。眠りを司る一族の末裔。
母を殺したのは亜紋 の一族のせいだと思い込み、亜紋 を憎む。
薫流には仄かな恋心を抱いているが・・・。
 ジャッカル
(Jackal)
 司法省直属の監獄船・血雨号の船長。シリウスとも何度か取引がある。
士度の冷酷な側面はお気に入りらしい。海の男たちが恐れる静かなる狂犬。
 卑弥呼
(Himiko)
 フリーの薬屋。その調合技術と確かな効能で顧客には王族も貴族もいるが、
普段は海軍や奪還屋等の海の漢たちを相手に仕事をしている。
士度とは昔馴染みで幾度か身体の関係もあったが、毎度互いに恋愛関係には至らない良き理解者同士。蛮に思いを寄せてはいるのだが、銀次の存在が腑に落ちない。
 花月
(Kadzuki)
 東の国の若君。士度とは昔馴染み。どこぞの御曹司なのかなんなのか、金回りは非常に良い。東の国出身なのに何故かトイフェルドルフ近海を船でふらふらしている。女と見紛うばかりの外見と容姿を持つ。
十兵衛
(Jyubei)
 花月の従者。飛針の名手。ローレライ号を訪れる度にブラウかロートと手合わせをしているが、
いつも帰船までに決着がつかない。ロートとは相性があまりよくない。
 蛮・銀次
(Ban&Ginzi)
 二人組の奪還屋。通称GB。銀次は士度とは昔馴染み。
蛮は士度を商売敵として見ているらしいが、士度曰く、<そんなことはどうでもいい>。
クレイマン
(claymann) 
 第八章より登場。ソバージュがかかった灰髪持つ男装の麗人で王都の宝飾細工のマイスター。
質の良い材料を求める為、北都・東都・西都・南都にも工房を持つ。士度とは面識がある模様。



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