◆ 音羽邸裏庭小話〜其の伍〜 ◆


<マドカガイレル、コウチャッテオイシイヨネv>

<ソーカナァ、ワイハフツーノ、ミズノホウガ、ナンボカマシヤ。>

<ボクハ、ミルクノホウガイイ。>

<ソノ、コウチャッテヤツガ、アマクナッタモノガ、スキ。>

<ソノ、チャイロイノミモノ、マイカイアジガ、カワルジャン。シタガ、ヘンニナルヨ。>

<シドハ、トキドキ、サケ、ッテニガイノミモノ、ノンデルヨネ。>

<サケ?アノ、サカナ、ノムノ?>

<チガウッス、ニガイミズッスヨ。コノアイダ、ノマシテモラッタラ、カラダガポカポカ、シマシタゼ。>

<ボクハ、フラフラシタケド・・・>

<ワテハ、アタマニ、クギガ、ササッタカンジガ、シヨッタデ;>

<ワタクシハ、ナンダカ、トッテモタノシクナッテ、オドリダシテシマイマシタワ!>

<アァ、ダカラ、ネコジャネコジャ、オドッテイタノカ・・・>

<ニンゲンッテ、ヨクアンナモノ、ヘイキナカオシテ、ノメルヨネ〜>

<デモ、マドカハ、オサケノムト、オシャベリニナルッテ、イッテタナ。>

<マドカガ、ノンデルノッテ、アカイヤツ、ダロ?>

<コノイエノ、チカニ、タクサンビンガ、アル。アカトシロノ。>

<ア、コノアイダソコデ、ヘヴン、ッテヒトト、ノンデタ。>

<ソウソウ、ソレデサ、ソノオンナガ、マドカニ、キイテター>

<ネェネェ、シドクントハ、ドコマデイッタノ?ッテ!>

<エー?ビー?シー?ッテ>

<イクッテ?ドコニイクノ?シドトマドカ、サンポ?>

<?エービーシーッテ、トコロマデ、ジャナイカネ?>

<ソシタラ、マドカノカオ、マッカニナッタヨ。>

<サケ、ノムト、ニンゲンノカオッテ、アカクナルミタイ、ダシナ。>

<フーン、デ、マドカハ、ナンテ、コタエタンヤ?>

<ウーン、ヘヴンッテヤツノ、ミミモトデ、ゴニョゴニョイッテタカラ、ヨクキコエナカッタッス>

<ソレデ、ヘヴンッテヒト、へェ〜イイジャナイ!ッテサ。>

<!キット、イイトコロナンダ!エービーシー!>

<イイワネェ、ドンナトコロナンデショウネ、エービーシー!>

<シドトマドカガ、イクンダカラ、キット、シドガシッテルンジャネェカ?>

<ナァ、シド?>


動物たちの視線が一斉に士度に集まった。

士度は俯いて肩を震わせている。


「〜〜!!あの女ーーー!!」

マドカに余計なこと聞きやがって!!


士度は脱兎のごとく駆け出して、ホンキートンクへ向かった。


<・・・シド、オコッテタネェ・・・>

<カオ、アカカッタナ、サケデモ、ノンデタノカ?>

<モシカシタラ、メスニダケ、イイトコロナノカモネ、エービーシー>

<イッテミタイワァ!エービーシー!>


音羽邸の庭では、しばらくABC談義が尽きなかったそうな。



Fin.




実際にこの時点での士度×マドカがどこまでいっていたんでしょうか、ABC(笑)
しかし、このABCという隠語も、もはや死語になりつつあるのでは;